農事組合法人ファーム・円心では令和2年から水稲のほ場で冬から春にかけてヘアリーベッチを生育し、それを稲の定植前にほ場へすき込んで、チッソ成分を確保することによる化学肥料低減に取り組んでいます。
ヘアリーベッチとは、マメ科一年生の緑肥作物で根に根粒菌を形成し、空気中の窒素を固定します。その量は、10aあたり15~25㎏となり、土壌にすき込めば窒素肥沃度が向上し、大幅な化学肥料の低減につながります。
また、他の雑草の成長を抑制する作用もあるので、ヘアリーベッチ生育中のほ場内は、ほぼその他の雑草は生えません。土の中に窒素を取り込んでくれて、春には紫の綺麗な花を咲かせてくれて、雑草も抑えてくれる。それでいて、播種後の管理もほぼ必要無しという、とっても優れものの緑肥です。
折角そんな優れものの緑肥を使っているので、ファーム・円心のお米は「ひょうご推奨ブランド」という認証も取得しています!
ひょうご推奨ブランドについてはこちらから→兵庫県/ひょうご食品認証制度の概要 (hyogo.lg.jp)
ヘアリーベッチはこのまま順調にいけばゴールデンウイークの連休明けに刈り取り、すき込みに備えます。すき込みは水田に水を入れる約2週間前。そのころには、またこのブログで報告しますね。